しばらくして、ラジオの深夜放送から、その風邪をひいた様な鼻にかかった声が、リズミカルでシンプルなギターとハーモニカの音に合わせて聞こえてきた。Heart of Gold(ハート・オブ・ゴールド)〜それがニール・ヤングとの出会いの曲だった。
Heart of Gold:Neil Young
I want to live (俺は生きる)
I want to give (この想いを贈り伝えたい)
I’ve been a miner for a heart of gold
(俺は「黄金に輝く心」を探し求める鉱夫なんだ)
That keep me searching for a heart of gold
(その想いで「黄金に輝く心」を探し求め続ける)
And I’m getting old
(俺はそれを求めながら、年を重ねていくだろう)
18歳になり社会に出て金を稼ぐようになり、ニール・ヤングのLP Harvest(ハーベスト)を手に入れ、遡るようにファースト・アルバム Neil Young (ニールヤング )などを聞きまくり、トンボのブルース・ハープ AとG2本とハーモニカ・ホルダーをゲットし、耳コーピーしてギターを弾きまくった1973年の秋、東京・上野の東京芸大裏にある都立上野高校へ向かう枯れ葉散る公園の小道を、降り積もった枯れ葉をカサカサ踏みしめながらトボトボ 歩いていた。
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