2018年2月4日日曜日

「死に損ない」?

昨年夏、畳に寝る事を拒み、死にものぐるいで外で遊び続け、一ヶ月ものあいだあえて大地の上で眠り続けた。
真剣に、かつ慎重に、圧倒的な大自然と向き合い、共に歩む仲間を通して「己」の強さと弱さを知る。
自分自身と向き合う中で、歩んできた過去を想い、ほんの少しの未来を考える。
その旅を通して、己の歩むべき人生の道標(みちしるべ)を想い描き、その目標を見定め、その描く世界を目指す。

旅を終え、現実の世界へと戻リ、想い描いた「未来」を目指し、その後の日々を真剣に生きる。
「眠り」さえも削りながら、二ヶ月ものあいだ死にものぐるいで、やるべき「仕事」と向き合い、旅を通して知り得た「生きる力」を仕事として吐き出す。

旅を通して知り得た「感動」からくるスケッチと、吐き出す「仕事」としてのスケッチは根本的に異なる本質を内包する。

旅のスケッチは、己自身が旅をとおして「知り得た感動の喜び」であり、あくまでも一個人の身勝手な経験からくる人生の喜びの「メモ」なのだ。
仕事のスケッチとは、人、つまり相手あっての物事であり、相手が求めていることを理解・考慮し、それに関わる多くの人たちと真剣に向き合い、かつ誠実をこころがけた「人を喜ばせるためのスケッチ」である。
つまり、物心ついたころから描き始めた「楽書き」に始まり、スケッチ、イラストレーション、グラフィック・デザイン、そしてアートディレクションの経験から積み重ねた「楽描き」という、己のこれまでの人生で知り得た知識と技術を通しての「人生のスケッチ」の集大成なのである。


その旅のあと、二ヶ月ものあいだ休まず「仕事」と向き合った結果、とつぜん気絶し倒れ、人生で初めて救急車搬送による、これまた人生で初めての入院という貴重な経験をしたのだった。 
その後しばらくしてある人から、とあることで「死に損ない」と呼ばれた。
死に損ない…、結構!
いいじゃないか、人は「生きてこそ」である。
これから先「死に損ない」として、
これからも自分自身を堂々と生きようじゃないか。
人生の スケッチを眺めつつ……






3 件のコメント:

  1. はじめまして(^^)伊東さんの絵に魅せられた者です。突然の質問ですみません…いつも使われている緑の筆はどこのメーカーか教えてもらえますか?軸が短くて使いやすそうですね

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  2. はじめましてUnknownさん。お尋ねの水彩筆は東京新宿の画材店「世界堂」のオリジナル・セットです。確か大中小3〜4本セットで価格は500円前後の安物です。毛先はナイロン製ですが全体にコシがあり、A4サイズのクロッキー帳スケッチやデザイン・メモでの細かい作業から大筆の一気塗りに、とても使い良いですよ。

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  3. こんばんは!返信いただきありがとうございます(*^^*)詳しく教えていただき感激です。早速真似して使ってみます。これからも応援しています。

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