2018年11月3日土曜日

薪ストーブ・ライフ ファイヤーサイド2019年カレンダー

ファイヤーサイドにて販売開始!

 

 2006年の夏から2009年の秋9月までの3年間、信州・駒ヶ根の「薪ストーブ」バーモント・キャスティングス日本総代理店ファイヤーサイドにて広告および商品開発のアート・ディレクターとして、薪ストーブ&関連商品・販売促進に参加させていただいた。
 参加する以前は薪ストーブ設置例の写真中心のカレンダーだったが、イラスト・レーターでもある私の提案で、薪ストーブおよび関連商品の販売促進につなげるべく、もっと夢のある薪ストーブ・ライフの世界をイラストレーションで表現しすることになった。
 ファイヤーサイド社長のポールさん宅の敷地内にある大きな蔵に間借りし、薪ストーブ「アンコール」ひとつでマイナス15度前後にもなる駒ヶ根の冬を3年過ごした。
 出勤前の朝は薪割りに始まり、同時に薪ストーブで飯を炊き、卵焼きとシャケを焼いて弁当を作る日々を送った。暮れなずむ夕暮れ時は半額シールの張られた握り寿司弁当をスーパーで買い込み、蔵に戻ってストーブに薪を焼べ足し、湯を沸かしてお茶を淹れ、弁当を喰らうという薪ストーブ・ライフをそれなりに楽しんでいた。
 そんな薪ストーブ・ライフを想い出しながら、1月から4月、そして7〜8月の3枚を描き上げた。残りの3枚は……カレンダーはカレンダー、カタログはカタログ、それぞれの役目と機能は違うのでは?……との疑問を投げかけたのだが、今回は、ポールさんや新しいスタッフの希望をふまえ、新商品のカタログ的に描き上げたのだった。

 今回のカレンダーに携わってみて、日本における薪ストーブ業界のあらゆるシーンが、10年前とはかなり変化している気がした。が、しかし、薪を割り、乾燥させ、薪ストーブで燃やし、寒い冬を暖かく過ごすという、シンプルな薪ストーブ・ライフは何一つ変わらないと想うのだが……
 いずれにしろ、薪ストーブと共に日々を暮らす多くのユーザーが、一年を通して幸せに日々を過ごせる事を願いつつ描き上げた、2019年度のファイヤーサイド・カレンダーだった。

ファイヤーサイド・ホームページ


 楽しかった薪ストーブの暮らしから遠く離れた今現在は、真冬でも平均気温15度前後の南国・沖縄&奄美で、シー・カヤック漕いで無人島に渡り2〜3日ウィルダネス・キャンプを楽しみ、琉球古来の木造船「サバニ」を造船しつつ、少数精鋭クルー3人のサバニ・チーム「風」を立ち上げ、2〜3年後は季節の南風を帆に受け沖縄を漕ぎ出て奄美へと航り、そのあとは遥か若狭の海を目指し、若狭の風をつかまえ琵琶湖の水面をサバ二で滑走する夢に向かって、日々「注染・手ぬぐい」作りと「奄美24景〜36景」のドローイング制作に励んでいる。



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