2018年10月27日土曜日

ジョン・レノンのこと

高校1年の冬、深夜のラジオ~オールナイト・ニッポンから、
鐘の音に続く、なつかしいジョンの叫び声「マザー」が聞こえてきた……
そんな青春まっただなかに「自由に生きる」学びを、
彼の歌に見つけた!
 1970年の冬、深夜に友人の家に集まった我々は、ポータブル・ラジオから聞こえてくるオールナイト・ニッポンの深夜放送に耳を向けていた。その年4月のポール・マッカトニーの突然抜け駆けによるビートルズ解散から久しく、しばらくぶりにジョン・レノンの新しい曲「マザー」を叫ぶなつかしいジョンの歌声が冒頭の鐘の音と共に聞こえてきた。血を吐くような叫び声に我々は夢中になリ息をひそめて聞き入った。
 高校2年のとき「ジョンの魂」と「イマジン」という2つのLPソロ・アルバムに人生の「宝物」を見つけた。その宝箱の中には真実の「愛」と「平和」に関する多くの誰もが理解できるわかりやすい言葉が、シンプルなメロディとリズムで満たされていたのだった。言葉ひとつひとつの全てを噛みしめるように何度も聞き直し、いくつかの気に入った曲をギターをつま弾きながら、ジョンと一緒に歌い続ける日々を送っていた。
 「マザー」の叫びと「イマジン」のメッセージに 心奪われた高校時代

 人生でいちばん多感な高校時代、ジョンのソロ・アルバム傑作2枚「ジョンの魂」と「イマジン」に出会った事で、私の人生は決まった感じがする。いまにして思えば、ビートルズ時代に創り上げてきた全ての曲の「投げかけ」は、この2枚のソロ・アルバムに表現されているメッセージが「答え」として完結したのだったと感じている。自分自身を見つめ直し「孤独・愛・真実・夢・平和、そして、自由に生きること」の答えと問いかけを、ジョンの「叫びと、ささやき」が教えてくれた。
ロックン・ロールあふれ出るソロ・カバー・アルバム、
カバー曲「Stand By Me」はオリジナルを越えていた
 前作「心の壁、愛の橋~Walls and Bridges~」から、ひさびさのアルバム1975年発売の「ロックン・ロール~Rock’n Roll~」は全てカバー曲の構成だが、どれもがジョン・レノンのオリジナル曲か?と勘違いしてしまうほどの完成度で表現されている。ジョンの大好きな原点回帰的ロックンロールが爆発する「スタンド・バイ・ミー」のYouTubeのメイキング・スタジオ録音映像は、涙が出るほどカッコ良く、そして素晴らしい!






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