2016年10月28日金曜日

琉球〜奄美 ウルマの海

ウルマ〜珊瑚の島 


シーカヤックやサバニで琉球~奄美の島々を渡っていくと、白波立つ断崖絶壁の磯場をはじめコーラルブルーやエメラルドグリーンの色とりどりの珊瑚礁など、多種多様な表情を持つ海辺の陸地と対峙することになる。
物心ついたときには、珊瑚の海があたりまえだった奄美生まれのわたしは、島をはなれ多くの旅を通して改めて、その海の尊さに気付いたのだった。

琉球王国では、ウルは珊瑚、マは島を意味する。
琉球国に属していたかつての奄美は、動植物をふくめ海や山河における自然の生態系や、島に暮らす人々の生活風習、食文化、および言語にいたるほとんどが琉球と同じ琉球王国の文化文明と自然そのものだったのである。

漠然とながめていた海辺の景色がひとつの時の流れで観えたとき、その全ての景色がフラッシュバックして脳裏に現れ、幾万年という悠久の時の流れがスローモーションの連続したシーンとしてよみがえるのだった。


愛おしく美しきウルマの海、そして清き島々、
永遠なれ!



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