2024年4月4日木曜日

Fielder 最新 vol.73号 付録メッセージ・イラスト

Fielder 最新 vol.73号 付録メッセージ・イラスト

私の連載・OUT OF THE BLUE が終わり、年4回の季刊誌となったフィールダー 最新 vol.73 春号から、私のメッセージ・イラストが付録として掲載されることになった。ありがたいことに本誌と同じA4サイズ1ページを使い、本項ページとは違う、厚手の特別な高級つや消し紙質につや消し特別インクでプリントされた美しい仕上がりとなっている。ナンと表紙トップのインフォメーション付きである。〜「ここから切り離して額縁にいれて大切に飾って下さいネ」〜と云わんばかりに、ノドぎりぎり奥にご親切に「切り取り線」まで付いているのだ。私のイラストと本誌読者に対する編集者の良心と丁寧さ、そしてアウトドア・ライフへの「愛」を感じるのである。本誌を手に取り心を込めてゆっくりと表紙をめくってごらん。そのプリント・アートの完成度に驚くから…次号は編集部への感謝を込めて、無人島でのキャンプ火床シーンをスケッチ予定していますので、乞うご期待ください。

奄美の原風景「嘉徳海岸」SAVE KATOKU 


SAVE KATOKU 奄美の原風景「嘉徳海岸」でのスケッチ風景

私の故郷~奄美大島の南部・瀬戸内町の太平洋側にある嘉徳(カトク)集 落に 巨大な砂浜がある。悪徳利権がらみの鹿児島県・行政主導による違法・ 護岸 工事が強行されつつある。その施工に対し、島民への不誠実な説明と、 工事施工に疑問を呈し、話し合いを求める自然保護団体 SaveKatoku の数 人の 活動によって、今現在守られている嘉徳河川域と砂浜の自然環境、残さ れて いる奄美の最後の原風景・嘉徳海岸。砂丘右側の岩場手前で流木を拾い 集め 突然の雨に備えタープを直ぐ張れるようにと三又を組んだ。大波が打ち 寄せ る波打ち際では潮風が吹き荒れていた。母の形見の傘をさしながら 2020年 7月に美しい砂浜右岸の岩場をスケッチして記録した。縄文土器も発掘 され 歴史ある集落の砂浜。ブログSaveKatoku.comを閲覧してその環境保護の活動を理解し、コンクリート護岸工事という権力の暴走により、壊されつつある奄美の大切な自然を、未来の子供たちへ是非とも残して欲しいと切に想う。


奄美の最後の原風景・嘉徳海岸。砂丘右側の岩場スケッチ画