FIRESIDE 2020 Calendar
ファイヤーサイド2020カレンダー
真夜中2時、柱時計の鐘の音にふと目が覚めた。
コットの傍ら、静かに燃える薪ストーブの赤い火を、シュラフに包まれながらしばらく眺める。
長野・駒ヶ根のとある蔵の中、10月下旬の外はおそらく氷点下の手前3〜4度だろう…雪国の冬の寒さを知らない南の島生まれゆえ、とある想いと薪ストーブとは一体なんなのかを知るために、無謀にも蔵の電気とガスを止めてしまったのだ。薪ストーブひとつで湯を沸かし飯を炊き、ローソクで灯をとる「蔵の生活」は、3回目の冬を迎えようとしていた。
いつのまにかローソクも燃え尽き、真っ暗闇の中でストーブに数本の小枝とミズナラの薪を2本焼べ足し、立ち上がる赤い火を眺める。
暗闇に燃え上がる炎の暖かい黄色やオレンジ、真っ赤な様々な色合いが、ある瞬間、秋に色づく枯れ葉の色と重なり、枯れ枝と枯れ葉の「アンコールの炎」のイメージが浮かび上がった。
2008年10月の下旬、真夜中2〜3時半の出来事、そのイメージを忘れまいとローソクに火を灯し、その明かりの下で、この一枚のメモ描きをクロッキー・ブックに残したのだった。
この薪ストーブの世界へ導いてくれた田渕さんとポールさん、そしてファイヤーサイド・スタッフのみんなに向けて 感謝を込め…
FIRESIDE Forever
ファイヤーサイドよ いつまでも
FIRESIDE ファイヤーサイド
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ミズナラ、巡るエネルギーと命の物語
http://www.firesidestove.com/products/accessories/2020calendar.html
Photo:FIRESIDE