突然のこと!
10月15日の夜、不覚にも救急車にて緊急入院してしまいました…。
カミさんの目の前で突然気を失い、気がついたら白い壁に囲まれた部屋の中で、両手と上半身が何かでベットに固定され、鼻の中に透明の細いチューブが突っ込まれています。
見知らぬ女性が突然カーテンを開けて現れ「気がつきましたか!ご自身のお名前、わかりますか?」と聞いてきたので「?…イ…イトォゥ~タ・ カ・シです…?」と答えた。しばらくして、男性二人がやってきて、茶色い服を着た先頭の男が女性と同じ質問の後に「ここがどこかわかりますか?」と聞いてきたので「?…わかりません…」と告げた。
茶色の服の後ろに立つ青い服の男が女性に何かを話しかけ、女性がベッドの右横にしゃがみ込み、 〝ジョボ ジョボ ジョボ …〟と音を立て、小さな容器に何かの液体を移し替えていた。
その液体の音が頭の中で響く耳元で、その女性が「ここは、トォ~キョ~トリツ、タマ、ソ~ゴ~、イリョォ~、センタァァァ~~ァですよ、ちょっと長いですが覚えてくださいね。」と話しかけてきた。
“ちょっとじゃないですヨ、それ、そォーとォ~長いですよ…”と感じつつ、覚えきれない私はその病院名を再度女性に聞き直した。(つづく・敬称略)
※フィルダーNo36号連載予定だった、SKETCH OF FIELD vol.18「島後(どうご)」は以上の状況、伊東孝志、人生初めての救急車による緊急入院により、次号フィルダーNo37号の掲載となりました。
フィルダー読者の皆様、また、笠倉出版社ご関係者の皆々様、遅載をどうぞお許しあれ。申し訳無き早漏!
偶然日本に居合わせたオーストラリア在住の
愛娘〜あかね〜の祈りと その愛の手に感謝